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  • 株式会社エトレクルールデザインオフィス

ランドリールームで時間とお部屋にゆとりを作る

このコラムは「住まいの提案 熊本Vol31」

弊社より寄稿した記事を掲載しております。

(一部加除修正をしております)




間取りを活かすなら

ぜひランドリールームを

検討されてはいかがでしょうか






洗濯乾燥機の普及で変化可能な間取り


日常のタスクで割合の多い家事。

家事の時短、共働き、趣味など

時間に対する優先順位の変化、

効率、収納の一元管理など様々な

時間や場所の使い方でランドリースペースの

ニーズは増えています。


洗濯に関する大まかな家事行程は

「洗濯→干す→たたむ→しまう→脱衣↩」

のサイクルですが、「干す」が「乾かす」に

置き換えられれば乾燥機の活用により

外に干す動線と場所が整理できます。


部屋干しに必要な道具や器具も

ランドリースペースに少なく集約できて

お部屋の中にもスペースを生み出す事ができ

スペースの使い方やインテリアの幅が広まります。



設備と同時に収納と内装に湿気対策を


設備や仕様として換気、窓、収納家具内部の仕上げ、

通気の工夫、内装の調質性を整え、

発生する湿気と収納する衣類への配慮を施します。


例えば壁は珪藻土などの調質性がいい素材や

換気も気密を高めるだけでなく

換気効率をよくするための通気が必要です。


マンションでの換気扇増設は

不可な場合もありますので

十分な確認と注意が必要です。


引き出しがある収納の内部は化粧板より

無塗装の木素材が適切です。

塗装したい場合は浸透性のある天然塗料を

使うといいでしょう。


家事の充実と効率を上げるものとしては

衣服や洗剤・道具の収納性、アイロン台となる

カウンター、スロップシンク、

仮掛けのハンガーパイプなど

一連のタスクを集約できるスペックを

揃えておくと時間も動線もコンパクトに。


その際、設置の高さやコンセントの位置、

家事ツールの使いやすさや取り出しやすさも

十分検討が必要です。



ここだけで広いスペースが必要なのでは?

と思う一方、お出かけ服以外の衣服を

ここへ収納できれば

ファミリークローゼットの機能を併せ持ち、

1坪程度の脱衣場に洗濯機と洗面台を設けるよりも

奥様や家族に嬉しい事が増える間取りが

実現するのではないでしょうか




生活感がある場所をインテリアを楽しむエリアへ



入浴・洗面に伴い洗濯・脱衣などの

一連の生活行為は、人が清潔で

健康に生きていくには不可欠です。


それゆえ、毎日多忙なスケジュールをこなしていると

ついつい手入れが行き届かなくなりがちです。

しかし、インテリアに気を付ける事で

気を払いやすくなり、整然として

清潔に保全する事にもつながります。


投資の対象も少し変わってくるのではないでしょうか?



ちなみにおすすめしたい窓回りアイテムは

目隠しと通気を両立可能なウッドブラインド。


建具で仕切るならドアや扉にブライインドが

内蔵されたウッドシャッターがあります。

色はホワイトやニュアンスカラーが

清潔感があり生活感があっても

おしゃれな印象になりますね。


また、ランドリースペース周りに遮音性を持たせると

作業音も一つの部屋で集約させる事で

対策しやすく住まい全体として

快適さも増します。




ランドリースペースで部屋干しいらず


よく家事についてお話を伺っていると

リビングの窓近くやお部屋に

室内干しのアイテムやスペースを

ご要望に挙げられる事があります。


天気の悪い休日、ソファや食卓の近くに

洗濯物が下がって、せっかくのお休みも

気になってくつろげない・・

ということも、入浴から収納までの循環を

うまく間取りに落とし込む事で

気持ち良い室内と素敵な空間を作る事ができます。


お部屋だけでなくバルコニーやお庭の活用も広がり

間取りもインテリアも沢山の想いを反映できます。

子育て世代、特に部活生をお持ちのご家庭には

是非その視点を取り入れてはいかがでしょうか



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